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外壁の塗り替えは必要?初めての塗り替えで失敗しないためのポイントなどを解説

2023.11.10
住宅を購入する際、いつかはメンテナンスが必要であることは認識しているものの、外壁の塗り替え時期や費用など具体的なメンテナンスについて考えている方は少ないでしょう。

住宅は購入から時間が経過すると経年劣化が進み、外壁塗装の劣化が目立ち始めます。しかし、外壁塗装の劣化が発生していても、
「見た目が悪くなるだけなら、放っておいても問題ないのかな?」
「そもそも外壁の塗り替えって必要なの?」
といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、外壁の塗り替えが必要な理由や、塗り替えで失敗しないためのポイントなどを解説します。外壁の塗り替えについて基本的な情報を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

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外壁の塗り替えが必要な理由


結論として、外壁塗装は永続的なものではないため、定期的に外壁の塗り替えが必要です。

とはいえ、そもそもなぜ外壁の塗り替えが必要なのか疑問に感じている方も多いでしょう。

ここでは、外壁の塗り替えが必要な理由について解説します。

美観の維持

住宅は時間が経つにつれて、さまざまな箇所で経年劣化が見られるようになります。

たとえば、外壁塗装は雨や風、紫外線などの外的要因の刺激を受け続けていることから、色あせや剥がれが目立つようになります。

そこで、外壁の塗り替えを行うことで、家を購入したときのような美しい外観を取り戻せます。外壁塗装は、住宅の第一印象となる要素であるため、美観を維持することは重要であるといえるでしょう。

また、外壁の塗り替えは元の色と異なる色を採用することもできるため、イメージチェンジを行うこともできます。

建物の保護

外壁の塗り替えは、建物を保護するためにも必要です。

住宅の外壁材は防水性が高くないため、外壁塗装で防水性を持たせることで、雨水の侵入を防止しています。しかし、外壁塗装の劣化が進むと防水性が低下し、外壁から住宅内に雨水が侵入するリスクが高まるのです。

住宅内に雨水が入り込むと、木材が腐敗したり、材木に湿気が溜まってシロアリが発生するリスクを高めたりと、建物が傷む原因となります。

つまり、外壁塗装の劣化は、建物へさまざまなダメージを与えることにつながるため、定期的な外壁の塗り替えが重要となるのです。

快適に過ごすための機能性の向上

外壁の塗り替えを行うことで、住環境の快適性を向上させられることも必要である理由の一つです。

外壁塗装の塗料には、汚れを付着しにくくしたり、断熱・遮熱効果を持たせたりしてくれるものがあります。

外壁の塗り替えで断熱性や遮熱性、防汚性の高い塗料を採用することで、住宅の機能性が向上し、より快適な暮らしを送れるようになります。

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塗り替え時期を逃すとどうなる?



住宅の外観はあまり気にしない、急な出費を避けたいといった理由で、外壁の塗り替え時期を先延ばしにしたいと考えている方もいるでしょう。

しかし、安易に外壁の塗り替え時期を先延ばしにするのはおすすめしません。

ここでは、外壁の塗り替え時期を逃すとどうなるのか解説します。

家の寿命が短くなる

外壁の塗り替えは,、家そのものの寿命を左右する重要な要素です。

塗り替えを適切な時期に行わなければ、外壁材が劣化してひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水が侵入する原因となります。住宅内に雨水が侵入すると、構造躯体を腐敗させたり、雨漏りが発生したりと、家全体に悪影響を及ぼすでしょう。

つまり、外壁の塗り替え時期を逃すと、家全体の寿命を縮めることにつながるのです。

大規模修繕が必要になる

外壁の塗り替えを先延ばしにすると、結果的に大規模修繕が必要になり、高額な出費につながりやすくなることもリスクの一つです。

外壁塗装に劣化が見られ始めた段階であれば、外壁の塗り替えだけでメンテナンスできます。

しかし、外壁塗装の劣化を放っておくと、状態が悪化して雨漏りや構造躯体の腐敗を引き起こす原因となります。劣化が深刻化した場合、外壁の塗り替えだけでは問題が解決できず、外壁の張り替えなど大規模な修繕が必要となるケースが多いのです。

安易に外壁の塗り替えを先延ばしにすると、本来は不要であったはずに大規模な修繕が必要になる可能性が高まり、高額な出費につながりやすくなるため、塗り替え時期を逃さないことが大切です。

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外壁の塗り替えで失敗しないためのポイント


初めて外壁の塗り替えを行う場合、失敗しないためにポイントを押さえて進めることが大切です。

では、外壁の塗り替えで失敗しないためのポイントを見ていきましょう。

最適な塗り替え時期を見極める

 
まず、最適な外壁の塗り替え時期を見極めることがポイントです。

先に解説したとおり、外壁の塗り替えはタイミングを逃すと、家の寿命が短くなったり、大規模修繕が必要になったりする可能性が高まります。そのため、できるだけ長く、快適に住み続けるために、外壁の塗り替え時期を見極めることが大切です。

なお、外壁の塗り替え時期の見極め方は以下の2つが基本となります。
・耐用年数を目安にする
・劣化状態を目安にする

一つひとつ見ていきましょう。
 

耐用年数を目安にする

外壁塗装の耐用年数は10年とされており、耐用年数を目安に塗り替え時期を判断する方法があります。

しかし、10年というのはおおよその目安であり、塗料の種類によって耐用年数が大きく変わります。

外壁塗装で使われる主な塗料の種類と、種類ごとの耐用年数の目安は以下のとおりです。
 
塗料の種類 外壁塗装での耐用年
アクリル塗料 3〜5年
ウレタン塗料 5〜8年
シリコン塗料 8〜12年
フッ素塗料 15〜18年
無機塗料 20〜25年

このように、塗料の種類によって期待できる耐用年数に大きな差があり、耐用年数が長くなるほど塗料のグレードが高くなります。

耐用年数を迎えた外壁塗装は、見た目の変化を感じていなくても、防水性が低下するなどの劣化が進んでいる可能性があるため、塗り替えを検討するようにしましょう。
 

劣化状態を目安にする

より正確に外壁の塗り替え時期を判断したい場合、劣化状態をチェックするのがおすすめです。

耐用年数はあくまで目安であり、必ずしも耐用年数を迎えたからといって外壁塗装が寿命を迎えていると言えるわけではありません。また、周辺の環境などでも、外壁塗装の持ちが変わります。

そのため、外壁塗装の劣化状態を見極められれば、より最適な塗り替え時期を判断できます。

【外壁塗装が劣化しているサイン】
・変色:外壁塗装が色あせている状態
・チョーキング:外壁に触れた際、白い粉が付着する状態
・クラック(ひび割れ):外壁にひび割れが生じている状態
・塗膜の剥がれ、浮き:外壁塗装の塗膜が剥がれたり、浮いたりしている状態
・コーキングのひび割れ:外壁材の隙間を埋めているコーキングがひび割れている状態
・藻やコケの発生:外壁材の表面に藻やコケが発生している状態

上のような劣化症状が見られる場合、外壁の塗り替えを検討しましょう。

なお、外壁塗装の劣化症状については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:外壁塗装を行うべき劣化のサインとは?具体的な症状やメンテナンス方法を解説
 

塗り替えの目的を明確にする

外壁の塗り替えを行う際は、目的を明確にすることが大切です。

外壁塗装の主な目的は、建物を保護し美観を維持することですが、具体的な目的を持つことで予算や塗料選びが変わります。

たとえば、
・外壁の防水性を高めたい→防水性の高い塗料を採用する
・メンテナンスサイクルを長くしたい→グレードの高い塗料(フッ素塗料や無機塗料など)を採用する
・初期費用を抑えたい→比較的グレードの低い塗料(ラジカル塗料やフッ素塗料など)を採用する
といったように、塗り替えの目的によって最適な塗料が変わるのです。

信頼できる施工業者に依頼する 

外壁の塗り替えは専門的な知識や技術が必要となるため、信頼できる施工業者に依頼することも失敗しないためのポイントとなります。

業者選びに迷ったときは、これまでの施工実績や保証内容、見積もりの透明性、対応の丁寧さ、レスポンスの速さなどを確認し、複数の業者を比較して最も信頼できる1社を選ぶようにしましょう。

信頼できる業者に依頼することで、施工中のトラブルを避け、満足度の高い塗り替えを行うことにつながります。

色選びを慎重に行う

外壁の色は建物の印象を大きく左右するため、色選びは慎重に行うようにしましょう。

【色選びのポイント】
好みだけで判断しない
建物の形や素材、テイストなどを考慮して色を選ぶ
面積効果を意識する

一つひとつ解説します。
 

好みだけで判断しない

まず、自分の好みだけで色を選んでしまうと、周囲との調和が取れず浮いてしまう可能性があります。

基本的に外壁の色選びは自由に決められるものですが、周辺との調和や飽きがこないかなど、さまざまなポイントを考慮して色を選びましょう。
 

建物の形や素材、テイストなどを考慮して色を選ぶ

建物の形や素材、テイストによって、合う色と合わない色があります。

たとえば、瓦屋根の和風の住宅に、青色やピンクの外壁は合わないとイメージできるのではないでしょうか。

家全体のバランスを意識し、色を選ぶと失敗しにくくなります。
 

面積効果を意識する

面積の大きさによって色の見え方が変わることを「面積効果」と言います。

外壁の塗り替えでは、サンプルで確認する色と、実際の外壁で面積の差が大きいことから、面積効果が起きやすいとされています。面積効果が生じることで、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えることから、「イメージしていた仕上がりと違う……」といったトラブルが起こりがちです。

できるだけ大きなサンプルを用意する、自然光の下で色を確認するなどして、イメージとのギャップが起きないよう工夫しましょう。
 

DIYでの塗り替えは行わない

原則として、DIYでの外壁の塗り替えはおすすめしません。

外壁の塗り替えは専門的な知識や技術が必要であり、DIYで行っても失敗するリスクが高いうえに、かえって状態を悪化させるリスクがあるからです。

さらに、落下事故などの危険も伴います。

業者に依頼すると費用がかかりますが、品質や安全性を考慮して、DIYでの塗り替えは行わないようにしましょう。
 
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外壁の塗り替えにかかる費用相場


外壁の塗り替えの必要性や失敗しないためのポイントについて理解できたものの、
「外壁の塗り替えはいくらの費用がかかるの?」
といったように、費用面が気になる方も多いでしょう。

外壁の塗り替えは、40坪の2階建ての住宅で90〜140万円ほどかかるのが一般的です。

ただし、外壁の塗り替えにかかる費用は、 使用する塗料の種類によって大きな差がでます。さらに、住宅の階数や形状、外壁の状態などによって費用が変わるため、あくまで目安として考えるのがおすすめです。

外壁の塗り替えにかかる詳細な費用については、業者に見積もりを依頼して確認するようにしてください。

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塗り替えを行うときの塗料の種類と選び方


先に解説したとおり、壁の塗り替えにかかる費用は、 使用する塗料の種類によって大きな差がでます。

塗料のグレードが高くなると単価がアップすると同時に、耐用年数が長くなります。

【基本的な塗料の種類・単価・耐用年数一覧】
塗料の種類 塗料の単価(1㎡あたり)下塗り含む3回塗りの合計 外壁塗装での耐用年数
アクリル塗料 1,400〜1,600円 3〜5年
ウレタン塗料 1,700〜2,200円 5〜8年
シリコン塗料 2,300〜3,500円 8〜12年
フッ素塗料 3,800〜4,800円 15〜18年
無機塗料 4,500〜5,500円 20〜25年

たとえば、シリコン塗料の1㎡あたりの塗料の単価が2,300〜3,500円であり、無機塗料は4,500〜5,500円の1㎡あたりの塗料の単価は4,500〜5,500円となっています。

そのため、シリコン塗料を採用する場合と比較して、無機塗料で外壁の塗り替えを行うと施工費用が高額になります。ただし、シリコン塗料の耐用年数は8〜12年であるのに対し、無機塗料の耐用年数は20〜25年です。

つまり、無機塗料を採用すると初期費用は高額になるものの、耐用年数が長くなるため塗り替えの頻度を抑えられるのです。

グレードの高い塗料の方が塗り替えの頻度を抑えられて、将来的にかかるメンテナンスコストが安くなるケースも多いため、将来的なメンテナンスコストを考慮しながら塗料選びを行うのがおすすめです。

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外壁の塗り替えの基本的な流れ


30坪2階建ての一般的な住宅の場合、外壁の塗り替えにかかる日数は約7〜10日です。では、どのような流れで施工が進められるのか見ていきましょう。

【外壁の塗り替えの基本的な流れ】
1.着工前の近隣あいさつ(期間:1日)
2.足場組み立て(期間:1日~)
3.高圧洗浄(期間:1~3日)
4.養生(期間:1日)
5.下地処理(期間:1日)
6.下塗り(期間:1日)
7.中塗り(期間:1日)
8.上塗り(期間:1日)
9.完了検査(期間:1日)
10.足場解体&完成(期間:1日)

以上のような流れで進めていくのが一般的です。外壁の塗り替えは、単に塗料を塗るだけでなく、安全に作業を行うために足場を組み立てたり、塗料の密着性を高めるために高圧洗浄や下地処理を行ったりと、さまざまな工程があります。

また、家の大きさや外壁の劣化状態、天候の影響で工期が長引くケースもあるため、約7〜10日というのはあくまで目安として考えましょう。

なお、外壁の塗り替えの詳しい工程については、以下の記事で解説しています。

関連記事:外壁塗装の施工期間はどれくらい?工程ごとの内容と日数について詳しく解説

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まとめ


今回は、外壁の塗り替えの必要性について解説しました。

外壁塗装は経年劣化によって、色あせや剥がれ、チョーキングなどの劣化症状が表れるため、美観の維持や住宅の寿命を長くするために必要です。

高額な出費になるためつい先延ばしにしがちですが、耐用年数や劣化症状などから、適切なタイミングで外壁の塗り替えを行うようにしましょう。

ぜひ今回の記事を参考に、外壁の塗り替えを進めてみてください。
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