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外壁塗装の見積もりのチェックポイントは?安く抑えるコツや業者の見極め方も解説

2021.05.16
外壁塗装を検討している方のなかには、業者からもらった見積もりが適正か判断できず悩んでいる方のも多いでしょう。

外壁塗装の見積もりを正しく理解することで、金額が相場通りか、不要な工程が含まれていないかなどをチェックするのに役立ちます。

そこで今回は、外壁塗装の見積もりのチェックポイントや、費用を安く抑えるコツなどを解説します。外壁塗装の見積もりなど、費用面について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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外壁塗装の見積もりを理解するメリット3つ


外壁塗装の見積もりをもらった際、
「予算以内に収まってるし、細かくチェックする必要はないかな」
「どこで見積もりを取っても同じだろう」
といった理由で、それほど細かく確認しない方もいるでしょう。

しかし、外壁塗装の見積もりを正しく理解することで、さまざまなメリットがあります。

では、どのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

見積金額が適正か判断できる

外壁塗装の見積もりの見方を理解することで、見積金額が適正であるかを判断できることがメリットの一つです。

市場価格と比較して、極端に高い場合や疑問に思うような安さの場合、なぜこの金額なのかを業者に質問できるようになります。その際、納得できる回答を得られなければ、信頼性に欠けると判断できるでしょう。

不要な工程に気づける

見積書の内容を細かく理解できれば、必要のない工程や余計な費用が計上されていないかといったことに気付ける可能性が高まることもメリットです。

たとえば、外壁の劣化がそれほど進んでいないにもかかわらず、高価な塗料や特別な処理を提案されているケースも少なくありません。また、数年以内に住宅を手放すことが想定される場合、グレードの高い塗料は不要でしょう。

このように、住宅や施主の状況などによって、最適な外壁塗装のプランは変わります。見積もりを正しく理解できれば、本当に必要な施工内容を見抜けて、無駄な出費を軽減することにつながります。

手抜き工事の防止につながる

外壁塗装の見積もりを理解することは、手抜き工事を防止するうえでも重要です。

見積書に記載されている工程や材料を把握できれば、必要な工程が入っていないといったことに気が付けるからです。

また、見積もり内容を正しく理解しておくことで、実際に工事が始まったときに見積もりに記載されている工程や塗料できちんと施工されているかといったこともチェック可能になります。このように、手抜き工事によるトラブルを防止するうえでも、見積書を細かくチェックしておくことがおすすめです。
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外壁塗装の見積もり書のチェックポイント7選


外壁塗装の見積もりを細かくチェックできるようになれば、適正価格かどうかを判断したり、手抜き工事が行われていないか見抜いたりするのに役立つ可能性があります。

では、外壁塗装の見積もりをもらったら、具体的にどのようなポイントをチェックすべきか見ていきましょう。

必要な項目が記載されているか

ひとえに外壁塗装といっても、塗装工程のほかにも、さまざまな工程があります。

信頼できる業者であれば、外壁塗装で行う工程ごとに、単価や数量が記載されています。なお、一般的な外壁塗装に記載されている項目は以下のとおりです。

・外壁下塗り
・外壁中塗り
・外壁上塗り
・本体付属部塗装
・仮設足場組立・解体
・シート養生
・マスキング養生
・外壁洗浄
・下地処理
・発生材処分・清掃
・運搬・交通費

以上の項目が記載されているはずであり、極端に項目が少なかったり、多かったりする場合は業者に質問するようにしましょう。

工程が省略されていないか

外壁塗装の見積もりでは、具体的な工程が記載されているのが親切な見積もりであるといえます。

先に解説した項目が含まれておらず、「一式」と記載されて総額しか記載されていなければ、内容がわからず適正な見積もりか判断できません。

必要な工程がきちんと記載されているか確認し、不明点は事前に確認するようにしましょう。

塗料の製品名が記載されているか

外壁塗装は、塗料の種類によって見積もり金額に大きな差が生じます。

通常、打ち合わせの段階でどのような塗料を採用するのか決めるはずです。打ち合わせで決めた塗料がきちんと見積もりに反映されているか確認しましょう。また、塗料代についても、インターネットで相場を検索し、法外な値段が付いていないか調べてみてください。

塗装面積と塗料の数量・単価が記載されているか

使用する塗料に加えて、塗装面積と塗料の数量、単価が記載されているかもチェックしておくべきポイントです。

まず、外壁塗装の塗装面積は、平米単位で算出するものであり、坪数で記載されているのは不正確であるといえます。というのも、同じ30坪の住宅でも、住宅の形状によって、平米数で算出する塗装面積が変わるからです。

また、坪数に対する平均的な塗装面積は以下のとおりであるため、目安と大差がないかも確認するようにしてください。

坪数 塗装面積(目安)
20坪 65〜85㎡
30坪 105〜145㎡
40坪 135〜155㎡
50坪 145〜165㎡

そのほか、塗装面積に対して塗料の数量や単価も正しく記載されているかチェックしておくと、適正価格かどうかを判断するのに役立ちます。

塗装工程が下塗り・中塗り・上塗りとなっているか

外壁塗装の塗装工程は、「下塗り・中塗り・上塗り」という合計3回に分けて重ね塗りされるのが一般的です。

そのため、見積もりが1度塗りや2度塗りとなっている場合は、費用を抑えられますがあまりおすすめしません。というのも、外壁塗装で耐久性の高い塗膜を形成するには、基本的に3度塗りが必要だからです。

ただし、外壁材によっては、2度塗りや4度塗りが適している場合もあるため、塗装工程について疑問があるときは業者に聞いてみるとよいでしょう。

「一式」の表記で金額が記載されていないか

外壁塗装の見積もりでは、「一式」という表記が用いられることがありますが、丁寧な見積もりであるとは言えません。

全項目を省略して「一式」と記載されている見積もりが不親切であるのはもちろん、「仮設足場工事 一式」「塗装工事 一式」など、項目の詳細が省略されているのも適切でないといえます。

本来なら、外壁塗装の工程ごとに、詳細や数量、単価が記載されているはずなので、「一式」という表記が多様されている場合は要注意といえるでしょう。

合計費用が適正価格からかけ離れていないか

外壁塗装の費用は相場が決まっており、詳細に書かれている見積もりであっても、相場よりも安すぎたり、高すぎたりする見積もりは適正であるとは言えません。

たとえば、40坪の住宅の外壁塗装の費用相場は90〜140万円です。同じ規模の住宅で、総額に大きな差がある場合は、工程が省略されていたり、金額が上乗せされていたりする可能性があるため、相場通りかも確認するようにしてください。
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外壁塗装の費用に関して押さえておくべきポイント


外壁塗装では、見積もりを正しく理解することが大切であるのはもちろん、ほかにも費用面で押さえておくべきポイントがあります。

ここでは、外壁塗装の費用に関して、押さえておくべきポイントを解説します。

支払いのタイミング

外壁塗装は数十万円~数百万円の高額なお金がかかるため、支払いのタイミングを知っておくことが大切です。

外壁塗装の支払いのタイミングは、以下の2パターンが一般的です。

・工事完了後に一括払い
・契約時・着工時に工事代金の一部を支払い、工事完了後に残金を支払う

支払いのタイミングは業者によって異なるため、支払い時期になってお金が手元にないというトラブルを避けるためにも、事前に支払いのタイミングを確認しましょう。

支払い方法

外壁塗装の支払い方法ですが、全額自己資金で支払うほか、ローンを利用するという選択肢もあります。

まとまったお金を用意するのがむずかしいという場合は、ローンの利用も検討してみましょう。

ローンについては、外壁塗装業者が提携の金融機関を紹介してくれるケースもあれば、自分で金融機関を探す方法もあります。さらに、金融機関によって、金利や担保の有無などの条件が異なるため、複数の金融機関を比較して、希望する条件に合うところを探すのがおすすめです。

クーリングオフ

訪問販売や電話勧誘などで、断れずに外壁塗装の契約を進めてしまった場合、クーリングオフを利用できる可能性があります。

ただし、クーリングオフを適用できるかについては、以下の条件を満たしている必要があります。

・申込みや契約締結の場所が事務所や関連建物以外であること
・クーリングオフの説明を受けてから8日以内であること
・工事代金の支払いがまだであること

外壁塗装の契約を取り消したいと考えており、クーリングオフが利用できるのか判断がつかない場合は、国民生活センターなどに相談するようにしてください。
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外壁塗装費用を安く抑えるコツ


外壁塗装の見積もりをチェックして、適正な見積もりであることはわかっていても、高額な費用がかかることに悩んでいる方も多いでしょう。

外壁塗装は少なくとも数十万円以上の金額がかかるため、家計にとって大きな負担となることは間違いありません。

ここでは、外壁塗装の費用を安く抑えるコツを解説します。

相見積もりを取る

外壁塗装を安く抑えるうえでおすすめの方法は、複数の業者から見積もりを取ることです。

外壁塗装の見積もりはどこに依頼しても同じと考える方も少なくありませんが、業者の運営体制や対応エリアなどによって、業者ごとに価格設定が異なります。

また、相場よりも高い金額を提示してくる業者もあるため、見積もりの妥当性を判断するためにも、相見積もりが欠かせません。

悪徳業者を見抜き、信頼できる業者のなかでも、予算に合う業者を見つけるために、相見積もりを取って比較するようにしましょう。

助成金や補助金を活用する

地方自治体によっては、外壁塗装に関連する助成金や補助金の制度を設けています。

たとえば、「省エネ住宅改修補助金」と呼ばれる制度では、住宅の断熱性や遮熱性を向上させる塗料を使って外壁塗装を行うことで、工事費用の一部を補助してもらえます。

ただし、補助金や助成金制度の有無や条件は、自治体によって異なります。知らないまま外壁塗装を進めてしまうことのないよう、自治体のホームページや窓口で情報を収集し、申請条件や手続き方法を確認しましょう。

閑散期に外壁塗装を行う

外壁塗装は繁忙期と閑散期があり、時期によって施工費用の相場が変わります。

窓を閉め切ったまま過ごしやすい、晴れの日が多く塗料が乾燥しやすいといった理由から、春や秋に施工したいと考える方が多い傾向にあります。

一方、梅雨や冬、夏は天候の影響で施工期間が長期化しやすいなどの理由から施工を避ける人が多いため閑散期にあたります。ただ、業者は閑散期も予約を埋めたいと考えていることから、繁忙期にはない割引を実施していることがあり、お得に施工したいなら閑散期がおすすめです。

ただし、閑散期は天候の影響で工期が伸びやすい点には注意してください。

劣化が深刻化する前に外壁塗装を行う

外壁塗装を行うべき時期の目安は10年に一度とされていますが、周辺状況や塗料の種類、外壁の状態によっては、さらに早いタイミングで再塗装が必要になるケースがあります。

なんとなく、「10年経ったら外壁塗装をしよう」と考えていると、外壁の状態が悪化し、外壁塗装ではメンテナンスできなくなるケースがあります。

外壁塗装ではカバーできないほど外壁の劣化が進んでいる場合、外壁の張り替えなどの大規模な修繕が必要になり、メンテナンス費用が高くなりがちです。

つまり、外壁塗装を先延ばしにすることで、結果的に高額な費用がかかる可能性があるのです。そのため定期的なメンテナンスや早期の外壁塗装を行うことが、長期的に見れば、メンテナンスコストを抑えることにつながるといえます。

利用できる場合:火災保険を使う

外壁塗装が必要になった理由によっては、火災保険の補償を受けられるケースがあります。

火災保険は「火災」という言葉がついているため、火災による被害が補償されるのはもちろんですが、水災や風災、雪災、落雷、水漏れ、盗難、物体の飛来など、さまざまな万が一の災害から住宅を守ってくれる存在です。

たとえば、台風で近隣の住宅の瓦が飛んできて、外壁塗装が剥がれたというケースでは、偶発的に起きた風災に該当するため火災保険を使って外壁塗装ができるでしょう。

ただし、火災保険はすべての外壁塗装を補償できるものではありません。基本的に、以下の条件を満たしていることが前提となります。

・条件1:自然災害によって外壁に被害が生じていること
・条件2:被害発生から3年以内であること
・条件3:損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えていること

また、加入している保険商品などによっても、適用できるかどうかが変わるため、まずは損害保険会社へ連絡することをおすすめします。
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信頼できる外壁塗装業者の見極め方


最後に、信頼できる外壁塗装業者の見極め方を見ていきましょう。


丁寧な現地調査をする

外壁塗装の見積もりを作成するうえで、現地調査が欠かせない工程の一つです。

外壁の状態は一軒ごとに異なるため、実際に現地調査をしなければ正確な見積もりを出せません。そのため、口頭の依頼内容や短時間の現地調査で見積もりを提示してくる業者は、信頼できないといえるでしょう。

不正確な見積もりは、点検不足による追加工事・追加費用が発生してトラブルになる可能性が高いため、現地調査が丁寧ではない業者はあまりおすすめできません。

ヒアリングしたうえで見積書を作成する

外壁塗装の見積もりは、現地調査の結果はもちろん、施主の意向によっても内容が変わります。

たとえば、
「数年しか住む予定がないから、耐用年数の短い塗料で安く抑えたい」
「将来のメンテナンスコストも考慮して、グレードの高い塗料にしたい」
など、要望によって作成すべき見積もりが変わります。

そのため、丁寧にヒアリングしたうえで、見積書を作成してくれる業者なら信頼度が高いといえるでしょう。反対に、話の聞き方や対応から、自社の利益のことしか考えていない様子では、信頼性に欠けると言えます。

調査内容を画像や動画で説明する

外壁の現地調査は、施主がチェックできないところまで調査されるため、調査結果に疑問を持つことがあるでしょう。

たしかに、外壁は見えないところがあるため、必要のない補修費用が加えられていても気付きにくいといえます。そこで、施主の不安や心配を考慮して、調査結果を画像や動画に残して、説明してくれる業者があります。

そのような業者の場合、施主目線の対応をしていることから、見積もりや施工内容にも期待が持てるでしょう。

塗料メーカーの保証が付く

外壁塗装で使用する塗料に対して、塗料メーカーから保証があることも安心して任せられるポイントの一つです。

従来では、高品質な塗料であっても、現場の施工レベルが低ければ品質が維持できないという問題から、塗料メーカーが保証を出すことはありませんでした。

しかし、現在では作業品質が高いと評価されている業者に対して、塗料メーカーから保証書が発行されています。つまり、塗料メーカーの保証を受けられるということは、業者の施工品質が高いことの裏付けであり、施工品質に期待が持てるのです。

施工実績が豊富

外壁塗装業者を選ぶときは、施工実績の多さにも注目してみましょう。

信頼できる外壁塗装業者は、施工実績をホームページで公開しており、なおかつ件数も豊富であることが特徴です。

これまでの施工実績は、顧客からの信頼を獲得するための重要なポイントになるため、施工品質に自信がある業者は、積極的に実績を公開している傾向にあるからです。

反対に、施工実績をほとんど公開していなかったり、頼んでも見せてくれなかったりする場合は、施工品質に問題があったり、顧客とトラブルになったりしていることが考えられます。
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まとめ


今回は、外壁塗装の見積もりでチェックすべきポイントや、施工費用を安く抑えるコツなどを解説しました。

外壁塗装の見積もりをもらったら、今回紹介した以下の7つのポイントに注目し、適正な見積もりかを判断するのがおすすめです。

・必要な項目が記載されているか
・工程が省略されていないか
・塗料の製品名が記載されているか
・塗装面積と塗料の数量・単価が記載されているか
・塗装工程が下塗り・中塗り・上塗りとなっているか
・「一式」の表記で金額が記載されていないか
・合計費用が適正価格からかけ離れていないか

外壁塗装は家を長持ちさせるうえで欠かせないメンテナンスであるため、今回紹介したポイントを抑えて、納得できる価格で信頼できる業者を見つけるようにしましょう。
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